来春の統一地方選【3】県議選は新選挙区で都市の枠組様変わり

掲載号 06年07月22日号

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 来春の県議選の選挙区の見直しで現行の33から23に再編され、定数は70から66へと削減される。1人区は減り、県平均の議員1人当たり人口の半分に満たない選挙区は強制合区され一票の格差は改善される。

 これで定数66での議員1人当たり県平均人口は4万3578人。選挙区別の議員1人当たり人口は最大が三次市の5万9296人、最小は山県郡の2万9295人で一票の格差は2.038倍。現行の3.899倍から大幅に改善される。

1人区消え激戦の構図

 現職有利で「死票」が多くなるなど批判が伴う1人区は県東部だけで7選挙区だったが、平成の合併で無くなった。

 現在、福山市・沼隈郡▽深安郡▽芦品郡の三選挙区になっている福山市は合併後の市域通り一選挙区になった。

 自民党現職は宇田伸、門田峻徳、中津信義、川上征矢、松岡宏道、平浩介の6氏が再出馬の構え。公明党現職の田辺直史、浅野洋二の両氏は党本部で調整中。共産現職の辻恒雄氏は再出馬が決っている。

 無所属の渡壁正徳氏は出身母体の福山市職労で調整中。無所属の石田幹雄氏は引退し、出身母体であるJEFスチール福山労組は新人を擁立する。

 神石・甲奴郡は合併に伴い甲奴郡が消滅、神石郡の合区先が府中市に決まり事実上1減となる。

 尾道市は、旧因島市▽御調郡▽瀬戸田町を編入して定数2から4に。現職4人のうち自民3人は立候補を決めているが、日立造船向島が出身母体だった木曽真理行氏(59)8期の引退説もあり連合広島が新人擁立の準備を進めている。

 三原市は世羅郡を合区して定数3。自民2人と無所属1人の現職が再出馬の意向。それに連合広島が新人擁立を模索している。

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かっこ内は定数。敬称略。有権者数は6月2日現在の選挙人名簿登録者数。

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