梅雨明けを視覚で感じる25日...

掲載号 06年07月29日号

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 梅雨明けを視覚で感じる25日。待ってましたとばかりせみがいっせいに鳴き始めた。

 セミの一生は樹皮に産卵され孵化した幼虫が地中にもぐって植物の根っこから養分を吸い、数年かかって成虫になる。だが、地上での生命はわずか1週間ばかりという短命。このわずかな期間に雄は力いっぱい鳴いて雌を求め受精、子孫を残していゆく。

 こうした自然のいとなみが、この暑さの中で繰りひろげられていると思うと、朝早くからの蝉時雨(せみしぐれ)も心地よく活気的に聞えてくる。

 ものは考えようで、よくも悪くも解釈でき、言いようで角が立つ。

 梅雨がひと休みした22日夜の花火大会。連続3千発の打ち上げ花火が9時に中断した。「もう終りか」と見物客はものたりない雰囲気で帰途につく人も多かった。

 ところが、しばらくしてドーン、ドーンと尺玉、大玉が夜空を彩りフィナーレの饗宴は後の祭り。間がもたなく帰った人たちはブーイング。主催者は「こういうこともある」とチラシで通知したと言い逃れ。

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