豪雨被害のニュースと昭和天皇の会話をメモした手帳

掲載号 06年07月22日号

前の記事: “亀井代議士と国交省局長一行 備南・備北5市2町視察行脚 新しい生活圏域高速ネット要望
次の記事: “学生が見た平成の大合併を検証 卒業論文・市町村合併 広島県豊田郡瀬戸田町を事例に【12】

 豪雨被害のニュースでうんざりしていた20日(木)夜。「あれ以来、靖国神社に参拝していない」と昭和天皇の会話をメモした手帳が発表された。「靖国神社で会おうぜ」と誓い合って出征した国民は戦後60年間の靖国問題をモヤモヤしたまま引きずってきた。目からウロコというか、いくつかの疑問が電撃的に解消されただろう。

 小泉首相は靖国参拝を「心の問題」だと説明。昭和天皇は「だからあれ以来参拝してない。それは私の心だ」と同様に心に言及しているが、天皇と首相との歴史認識の違いがはっきりした。問題は国家神道と万世一系の天皇家とのかかわりあいを考えると天皇の発言を靖国神社がどう受けとめるか注目したい。

 A級戦犯を合祀した靖国神社の宮司、故松平水芳氏が「すべて日本が悪い」という東京裁判史観を否定しない限り日本の精神復興はおぼつかないという考えも全面的に否定できない。ともあれ、こんなタイミングでなぜ宮内庁関係者は発表したのか、国内外への影響は大きい。

E

トラックバック

» [検証]メモ解読捏造報道確定か!?日経の昭和天皇と靖国手帳報道 from ネット的記憶装置
某2ch掲示板で、1日程度かけて、あらゆる角度から検証されている。いろいろと、突っ込みどころが多くてスレ自体は結構混沌としていたが(錯乱作戦実行部隊もいたんだろ... 全文 >>

トラックバック時刻: 2006年07月25日 02:12