験乗宗総本山「光明寺」古式に則り春期大法会 全国から行者ら600人

掲載号 06年05月06日号

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 因島中庄町の験乗宗総本山光明寺(松浦恵観座主)の春期大法会が3日、古式にのっとり厳かに行われ、全国から山伏姿の行者ら600人が詣でた。

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 午前中は式衆(教師)行列や法話があり、午後から「採燈大護摩供」や火生三昧式(火渡り式)=写真=などがとり行われた。

 クライマックスの火渡りは、自分の汚れを火の中で燃やしてしまう儀式。行者につづいて、小中学生や赤ちゃんを抱いた母親など多くの参詣客もいぶる火の中を渡った。今年は例年にまして若者や若い親子連れが目立った。

 験乗宗は今年で開宗58周年。全国に信者7000人修験道を教えとして、在家にあって僧として自給自足で生きていく「半僧半俗」を基本としている。

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