【NHKBS2】伝説の碁打ち本因坊秀策 初心者にもわかる名勝負 5月6日(土)昼0:10分-2:00

掲載号 06年04月29日号

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本因坊秀策 この番組は、実在の天才棋士の一生をたどり、その人生ドラマを楽しみながら知らず知らずのうちに囲碁のイロハを覚えられる「体験型ドキュメント番組」です。主人公の本因坊秀策は幕末に活躍した実在の碁打ち。

 「史上最強の棋士」の一人に数えられ、囲碁を志す者なら誰もが憧れる存在です。現在の広島県尾道市因島出身の秀策は5歳の頃に母親から碁を教わり、若くして才能を開花させ、囲碁の家元・本因坊家に入門。強力なライバルを次々と打ち破り、将軍の前で最強の碁打ちを決める「御城碁」という公式対局で12年間負けなし、19連勝という空前の大記録を打ち立てました。

 秀策が打った棋譜は450局以上も現存していて、現代のプロ棋士たちもその手筋を学ぶと言います。番組ではコンピュータグラフィックスで秀策の名勝負を再現し、初心者にも分かりやすい囲碁の醍醐味を紹介します。苦しい展開をたった一手で逆転に導いた伝説の妙手とはどのような手だったのか。母が死の床に伏す中で行われた御城碁で圧倒的な精神力を見せつけた対局はどのようなものだったのか。

 伝説の碁打ちとなっていく人生ストーリーを楽しみながら、囲碁の面白さを体感していただける番組です。囲碁の考え方や楽しさを多くの人に知ってもらうため、また休日に親子そろって見ていただけるような番組を目指しました。この番組で囲碁に初めて触れる人が「囲碁って面白そう。自分もやってみたい、うちの子にもさせてみたい!」と思っていただくことが一番のねらいです。

0604270001.jpg プロデュースしたのはNHK(東京)番組制作局教育番組センター(趣味・実用番組)橋本修平さんで今年1月来因。漫画雑誌少年ジャンプの「ヒカルの碁」やアニメで少年少女に影響を与えた本因坊秀策の生誕の地を訪れ、若くして囲碁界の頂点を極め幕末の動乱期を駆け抜けた天才棋士秀策の書簡などを通して人間像を掘り下げ2時間番組。

 当初、秀策誕生日である5月5日放送予定だったが6日(土)に変更された。写真は因島外浦町碁聖閣で取材する橋本修平さん。

村上幹郎

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