友六人招待すればわが庭に桜の花びら屋根越えて来る

掲載号 05年05月07日号

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池田 友幸

 何かの集いの帰り道だろうか、「何もないけどまあ寄りんさい」と言うことになったのかも。近ごろはひと昔前のように、桜の花の下での酔っぱらい姿を見かけない。車社会のためか、酒の飲み方が上手になったのか、この一首は、家の庭には桜の木もなく花もよく見えない場所らしく、しかも一人二人の友人でなく、六人も友人を招待して、さてと、お口直しのお茶の席ということにして、うらうらと照る春の陽をを浴びながらの花の談義をしているのであろうか。

 ふと見るとなんと桜の花びらが、折しも微風に捲き上げられて、次から次へと屋根を越えて舞っているのである。「六人の皆さんようこそお出で下された。」と声をかけながら、ひらひらと舞いながらの花びらの歓待である。

亀井静香と菅原文太の時局講演と懇談会

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