待たされたサクラ開花 心うきうき春たけなわ 因島の桜花めぐり

掲載号 05年04月09日号

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 春冷え一転して初夏の陽気を思わす今週末。島しょ部のサクラは、いっきょに開花。待たされていた花見客は海を見ながら桜の樹の下で花見の宴をもうける風景があちらこちらで見られた。一折の弁当を囲みながら一献傾け、ほろ酔い気分でノドを披露するおじさま族。マツケンサンバに興じる若者グループ。酒なくてなんのおのれが花見かな―と、一升ビンをラッパ飲みする人もあれば、舞い散る花弁(はなびら)に一首詠む風流な人。それぞれの花見客を垣間見るのもこの季節ならではの風物詩。月にむら雲花に雨。日曜日の午後からは雨模様というのも気がかりだ。

島内の桜花めぐり

因島公園千本サクラ

 多島美と登山道沿道のソメイヨシノのコントラストは尾道千光寺にひけをとらない。歌人・吉井勇も海を見ながらの花見に折り紙をつけている。因島市観光協会は土生町荒神区からの登山道に3月19日から190個のボンボリを設置。サクラはまだかいな―と、やきもきしながら見物客を待っていた。このところの陽気に千本桜がパッと咲き始め、いまが見ごろ。山ツツジの開花も間近。ボンボリの点灯は5月5日までで、午後5時から同10時。

[百華園のしだれ桜

 重井町の県立因島フラワーセンター裏山中腹にあたる百華園のしだれ桜は今が見ごろ。樹齢20年の13本が淡いピンクの花を競うように咲き誇っている。このほか清楚な白い花の里桜は控え目に。ソメイヨシノ19本も山肌をそめている。そこから足をのばせば、白滝山の桜花が手招きしている。山頂まで徒歩20分。

因島大橋記念公園

 昨年の暖冬で大浜町の因島大橋記念公園のサクラ並木に狂い咲きした花房が見かけられた。その後遺症もなく、今が満開。青い海。美しいカーブを描く傾張橋をバックのお花見は値千金―と遠来の客もある。パッと咲いて惜しみなく散り急ぐ桜の花。葉桜になるころは因島市最後の市議会選挙がたけなわとなる。

村上幹郎

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