鯖大師境内で寒修行

掲載号 05年01月22日号

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 寒の入りで冷え込んだ8日夜。因島公園の鯖大師境内で例年通りの寒修行が行われ、無病息災・家内安全を祈り般若心経を唱える老若男女の声がこだました。

 親から子へと受け継がれていく御大師信仰者。日本一といわれる弘法大師の銅像は高さ5メートル。杖にすがり願いごとをとなえて、境内の周囲に建てられた石垣の島四国八十八カ所巡り。ローソクに火をともした信者約百人の列も年々高齢化。足元を照らす灯りに今年の世相の占いはどうだったのだろう。

 この御大師さんと鯖大師は、かつて土生町の因島総合病院前の故村井才吉さん宅の一角にあった。ある事情から昭和52年に因島公園中腹の国民宿舎「いんのしまロッジ」前に移転された。

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