元旦は九十頁の新聞のために大き目の受け箱を置く

掲載号 05年01月01日号

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三島美知子

 元旦の新聞にまず目を通す。心改まる朝のひとときでもある。いつもより少し部厚い新聞をめくりながら、そうか昨夜は新聞受け箱の大きなのを置いたよね、と思いかえしている。

 近頃の新聞は広告のチラシも多いが、新聞の頁も多くなった。普通の日は三十頁から四十頁の間と思われるが、元旦の新聞は九十頁もあって、部厚く重いものを一軒一軒に素早く届けるという人たちへの暖かい心配りのある歌である。わが家の新聞受けは少し小さいが日ごろはどうにか間に合っているのでそのままにして来た。昨夜ふっと気がついて「新聞はこの中へ」と張り紙をしたダンボール箱を置いた。配達する人は単車・自転車で路地から路地へ秒を争うひとときである。

(池田友幸)

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