熱おびる瀬戸田町長選 弁明に必死の柴田陣営 雪辱をねらう田頭陣営

掲載号 04年10月09日号

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 19日(火)の告示を10日後にひかえ、出直し瀬戸田町長選は、いっそう熱をおびてきている。田頭秀生陣営は5日、9月23日の柴田大三郎陣営につづいて、瀬戸田サンプラザ横に後援会の事務所を開設した。事務所開きには支持者約250人が参加し、必勝を誓った。

 事務所には、必勝を訴える寺田稔衆議院議員、亀田良一尾道市長、村上和弘因島市長の為書きが並ぶ。田頭秀生候補予定者は、「長いお付き合いのある亀田尾道市長や村上因島市長と手を取り合った町づくりをぜひとも進めていきたい。輝かしい瀬戸田の再生は私しかできない。しかし、10年選手の柴田さんに遅れをとり、苦戦をしいられています。いっそうのご支援をお願いいたします」と挨拶した。

序盤から中盤へ

 柴田、田頭両陣営は、それぞれの支持者層へのチェックに全力を投入しながら選挙戦は中盤の様相。両者とも相手側の陣容を再確認し、自陣営の引き締めにやっきである。

 合併方針の大転換について「朝令暮改」と批判され苦しい弁明を迫られている柴田陣営は、支持者の説得に必死。しかしそれは簡単ではなく、結局のところ過去の実績と町議会多数派の支持に依拠せざるをえないであろう。「田頭が町長になれば議会との混乱が生れ、合併ができなくなる」との宣伝を強めている。

 今度こそ雪辱を期す田頭陣営は、住民投票やリコール運動の勢いを選挙戦に引継ぎたいところ。柴田陣営との違いを際立たせながら、尾道広域との合併をできるのは、田頭候補予定者しかいないことを強調。当選後の町議会との関係については、町長選に勝利すれば町議会は説得できるとする。最早、民意の力に誰も逆らえないと自信を見せる。

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