因島市定例議会市長答弁 瀬戸田町との合併堅持し 尾道市と合併問題協議へ

掲載号 04年09月18日号

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 因島市議会定例会は13日、22日までの10日間の会期で始まった。8月20日の亀田良一尾道市長の因島市と瀬戸田町訪問、柴田大三郎瀬戸田町長の辞職と出なおし町長選という情勢の流動化のなかで、村上和弘市長の答弁が注目された。

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 13、14日、大崎金吾、清水通秀、大出金三、岡野孝志、榎本清文、村上弘二、楠見公史、岡野長寿の8議員が一般質問。合併問題に質問が集中した。村上和弘市長の答弁の要旨は次の通り。

 「合併特例法の期限の17年3月までの瀬戸田町との合併は非常に厳しい。今でも因島市と瀬戸田町との合併が第一義であると考えている」「まずは、尾道市・御調町・向島町と因島市・瀬戸田町の合併をそれぞれ行ない、その後、尾道広域の全域で合併をめざす」と従来の基本的立場を表明した。

 つづいて、8月20日の亀田良一市長の提案をうけて「今月中には尾道市との合併問題に関する協議を申し入れる」と表明。瀬戸田町との合併協議については、「町長不在で協議はまったくできない。町長選の結果をうけて、瀬戸田町との合併法定協の年内の整理をふくめた協議をしたい」と述べた。合併特例法の合併期限が半年後に迫り、因・瀬法定協は休止したままという情勢のなかで、一方では尾道市への合併問題への協議を議会終了後にも行ない、そのうえで瀬戸田町長選の成り行きを見守る、というところである。

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