口いっぱい桑の実含みしわが十二歳 今日十二歳の殺人を聞く
掲載号 04年08月14日号
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池本 滝子
殺人事件もどんどんと低年齢化してゆき、十二歳の小学生がちょっとした言葉のゆき違いから殺人をするまでに到った。それにはそれなりの理由もあったようだが、殺人という怖さ非常さとは何ういうものか、反対に人間愛とは何かという問いを避けているのではないだろうか。これからどのようにして教えるか防止するかである。
それに比べて同じ私の十二歳のころはどうであろうか。無邪気に野山を駈けずり回りながら、あの真っ黒に熟れた桑の実を口いっぱいに頬ばっていた年頃なのに、と思いを重ね合せているのである。ゲーム遊びでインターネットに夢中になっている子供の心にもっと潤いを与えてやれないものだろうか。
(執筆者・池田友幸)
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