通勤の電車の席に少女子はただひたすらに化粧なしおり

掲載号 04年07月31日号

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山本 福子

 何も通勤電車の中まで化粧をしなくても、と少女の顔を見るとはなしに見ているのである。も少し早起きすれば、親が言っても知らんぷりかな、と思いながら化粧の一部始終を見ているのである。

 昔は人前で化粧する人は皆無であったが、今は電車の前の座席に男が居ようが居まいがお構いなしである。何をしても私の勝手でしょう、みんなでやれば怖くない、と言う風潮は人間の大事なところまで変えていくのである。

(執筆者・池田友幸

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