碁聖本因坊秀策の生涯を劇化したもので、如水館高校演劇部顧問の森和子さん作･演出。出演は、如水館高校演劇部と村上音楽教室の生徒、劇団「荘園」。劇中の歌、「虎次郎のうた」「日本一のうた」「ないないづくし」は村上音楽教室の村上清美さんのオリジナル。

プログラム二部構成

　第１部は、プロ歌手による瀬戸内「うたのたび」。南一誠「雨の港から」「愛を眠らせて」他、和田みより「しまなみ夢海道」他、三木繭子「瀬戸内ブルース」他。

　南さんは、因島の民話「ちから娘」を年前、広島市で上演した縁があり、３人とも友情協力出演。

　つづいて、「虎次郎は行く」の著者庚午一生氏の講演「因島が育んだ天才虎次郎」。それをうけて、第２部が、音楽劇「本因坊帰る」上演。

キャスト

虎次郎　　　＝　公文雅彦
本因坊秀策　＝　紙本泰志
三原城主　　＝　迫田晋太郎
葆真和尚　　＝　森本晃康
橋本竹下　　＝　徳山貴久
文左衛門　　＝　増川貴大
寺西右膳　　＝　草野典宏
菊丸　　　　＝　大出夏基
母カメ　　　＝　平野友紀子
妻花　　　　＝　井上智都
もの売り　　＝　杉野勇、清岡敬右、青野日奈子
桑原輪三　　＝　山崎愛一郎
コーラス　　＝　宗田桃果、川上千晴、峯松佳奈、村上彩、柏原英里花、大出玲郁、松井良江、村上楓、村上美博、峯松結真

　市民劇団「荘園」の代表杉野勇さんは、「ふるさとをテーマにした劇の上演を通じて、子どもからお年寄りまでが、ともに楽しめる共同の空間を作っていきたい」と、公演の意気ごみを語っている。

　翌日の19日（月）に三原市文化会館で連続して公演がある。協力券は市内公民館で取り扱い中。写真は公演にむけた合同練習風景。