老いの身を忘れて「はるみ」の苗木植える新芽伸びきて肥料をやりぬ

掲載号 04年06月05日号

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大西いしえ

 「はるみ」というミカンがどうやって店頭に並ぶようになったか、いつ頃から新品種のミカンとして食されるようになったかは、ここ数年と聞く。何と何の品種の交配かバイオか、何にしても新品種を世の中に送り出し、大量生産をするようになるまでには大変な試作の繰り返しの結果である。

 作者はこの「はるみ」というミカンを食べたのである。「うん!おいしい、今までのどのミカンよりも食べやすくて甘い。」農協からの注文の募集があって購入した。「考えてみれば私もいい歳だよね、何年食べられるかな。」と自問自答しながら植えた「はるみ」である。植える時期もよくてもう新芽が伸び出した。早く大きくなれと祈りながらに施肥をしたことだろう。

(執筆者・池田友幸

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