春の花が咲き始めました
タンポポ・ホトケノザ・コハコベなど、家の周囲にも春の野草の花が咲き始めました。今回は、近くの野山でよく見られる木と草の花を一つづつ紹介しましょう。
ダンコウバイ(檀香梅)
因島の山で春一番に咲く木の花がこの「ダンコウバイ」です。高さが3m程度の低木で、どの山にもたくさんあります。
写真のように小さな黄色い花の固まりが枝のあちこちにつき、早春の山に彩りを添えます。
ウコンの根のような鮮やかな黄色の花なので、別名ウコンバナ(鬱金花)とも呼ばれています。花が一段落した後に、先が3つに切れ込んだ特徴のある葉が出てきます。クスノキの仲間で枝や幹に芳香があり、楊枝や細工物に使われています。
タチツボスミレ
スミレは春を代表する花の一つですが、島内に自生する8種類のスミレの中でこのタチツボスミレが最も早く咲き始めます。
花は直径2cm前後で普通淡紫色ですが、白色に近いものまで変化があります。花の頃は茎の高さは10cm程ですが、花の後30cm程に伸びます。
又ハ-ト型の葉の大きさは長さが約2cmですが、花の後2倍以上の大きさになります。この小さく可憐な花は、5月頃まで咲き続けます。
筆者紹介
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因島の自然を紹介していきます。紹介するのは、森林インストラクターで尾道市因島重井町在住の駄賀恒男(だがつねお)です。
定年退職して因島に移住し、2001年3月から月1回「いんのしま・まるごと自然観察会」を開催しています。その間因島に住むいろいろな動物・植物・キノコを見てきましたが、その中から季節ごとの、とっておきの生き物情報をお届けします。
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