ユリカモメ

ハトより少し小さくくちばしあしが赤い、カモメの仲間で、因島の海岸では至る所で見られます。秋に日本に来て冬を越し、春になると北に帰っていく渡り鳥(冬鳥)の一種です。数十羽から時には数百羽で群れています。


平安時代前期の歌人で百人一首などでも有名な在原業平ありわらのなりひらが、『古今和歌集』で詠った
「 名にしおはば いざこと問はむ都鳥みやこどり わが思ふ人はありやなしやと 」
都鳥みやこどりはこの鳥と言われています。よく似た「ウミネコ」はくちばしあしが共に黄色なので区別がつきます。

ユリカモメ
因島大浜町海岸にて

関連リンク
在原業平 – Wikipedia

筆者紹介

駄賀恒男
駄賀恒男森林インストラクター
因島の自然を紹介していきます。紹介するのは、森林インストラクターで尾道市因島重井町在住の駄賀恒男(だがつねお)です。

定年退職して因島に移住し、2001年3月から月1回「いんのしま・まるごと自然観察会」を開催しています。その間因島に住むいろいろな動物・植物・キノコを見てきましたが、その中から季節ごとの、とっておきの生き物情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA