夏の終わりから秋にかけて咲く草花3種

朝晩は少し初秋の気配ですが、残暑が厳しい日が続いています。今回は、夏の終わりから秋にかけて咲く草花を3種類紹介します。

ツシママコナ(対馬飯子菜)

7月から11月近くまで、日当たりの良い山道沿いに紅紫色の花を咲かせます。

草丈が20~50cmの1年草で、花の下唇の内側に2個の白い米粒に似た隆起があり、これがこの植物の名前の由来になっています。

ツシママコナ

 

キツネノマゴ(狐の孫)

キツネノマゴ花部分拡大

8月から10月にかけて、畑や野山の道端でよく見かけます。

花は非常に小さく約8mmで唇形をしています。(写真下)一度ル-ペで実際の花の模様を見て下さい。

沖縄には更に小さな花を咲かせる「キツネノヒマゴ」があります。

キツネノマゴ

ガガイモ

つる植物で葉や茎を傷つけると白い乳液が出ます。

夏の終わり頃、直径1cm程の白い毛に覆われた花を多数咲かせます。

ガガイモの花

夏の終わり頃、直径1cm程の白い毛に覆われた花を多数咲かせます。

ガガイモの実

秋の終わりには長さ10cm程の実がなります。

ガガイモの種

冬に2つに裂けて中から絹のような長い毛のある種が出て、風に吹かれてふわふわと飛んでいきます。

筆者紹介

駄賀恒男
駄賀恒男森林インストラクター
因島の自然を紹介していきます。紹介するのは、森林インストラクターで尾道市因島重井町在住の駄賀恒男(だがつねお)です。

定年退職して因島に移住し、2001年3月から月1回「いんのしま・まるごと自然観察会」を開催しています。その間因島に住むいろいろな動物・植物・キノコを見てきましたが、その中から季節ごとの、とっておきの生き物情報をお届けします。

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