夏のチョウ3種
島内で夏に見られるたくさんの昆虫の中から、今回は3種のチョウを、幼虫(2種)と併せて紹介します。
イチモンジチョウ
前後翅にかけて1本の太い白帯のあるチョウで、5月から9月にかけて見られます。幼虫はスイカズラの葉を食べて成長します。成虫は白い花で吸蜜し、飛び方は素早く活発です。
キアゲハ
アゲハチョウによく似たチョウで、模様の黄色が濃いので見分けられます。♂はテリトリ-意識が強く、他のチョウが来ると追い払う習性があります。幼虫は海岸でよく見られるボタンボウフウなどのセリ科の植物を食べ、終齢(5齢)幼虫は写真のように独特の模様があります。
イシガケチョウ
翅の模様が石垣の石積みに似ていることから名付けられました。幼虫はクワ科のイヌビワやイチジクの葉を食べて成長し、写真のように長い突起が4本があります。(写真上部の白いものは、脱皮殻です)
筆者紹介
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因島の自然を紹介していきます。紹介するのは、森林インストラクターで尾道市因島重井町在住の駄賀恒男(だがつねお)です。
定年退職して因島に移住し、2001年3月から月1回「いんのしま・まるごと自然観察会」を開催しています。その間因島に住むいろいろな動物・植物・キノコを見てきましたが、その中から季節ごとの、とっておきの生き物情報をお届けします。
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