しまなみ社会実験研究発表会 in 瀬戸田

見に行って参りました。

・・・と言っても遅れていってしまって、尾道大学の稲田全示先生の講演を聞けなくて非常に残念な思い。
(きっと一年以上前でうろ覚えなのですが、テアトルシェルネで道に関するまちづくりで講演された話が非常に面白かった覚えがあるので。・・・あぁ、記憶力なさすぎ;;)
地元民たるもの、入り口で知り合いの人に引っかかってしまう罠。
地元の方ともご挨拶しつつ、本当は広島国際大学の久次弘子先生のお話に聞き入ってしまってました。


数年前に瀬戸田町の「ボランティアの祭典」でちょっと久次先生のお話を聞く機会に遭遇。そしてすっかり共感。
一度しかお会いしてないのですが、私はすっかり久次先生のファン♪
意気込みとしてはこれからでも生徒になりたい!といったところでしょうか。
そんな先生とお会いしたので話しかけないわけにはいきません。
さっぱりキッパリで、こちらが出す質問にも明快に答えてくれます。
お話はもちろん先生の専門のコミュニケーションに関する事柄。
さすがはアナウンサー出身!と思わせるいいネタを教えていただきました。
いいなぁ、国際大の生徒・・・。ボクが学生の頃なんぞ、こんな興味引くような授業を先生はしてくれんかったゾ!
あと3分お話してたら私は久次先生にフォーリンラブしてたことでしょう。
というくらいに素敵で興味深い話をしていただいたわけでございます。
あぁ、幸せ♪

http://www.hirokoku.jp/ul/teachers/hisatugu/hisatugu.htm

さて、そんなこんなでベルカントホールに入り、発表をパパラッチしてまいりました。
個人的に楽しみにしていたのは自転車に関する発表。
今回は電動アシスト自転車導入に関するお話でした。
自転車に関する話、風力発電に関する話はもっと掘り下げてしてもらってもいいのにな。
というのが正直なところです。せっかく自転車で渡れるしまなみ海道なのだから。
そして弱風地域とされていても対応できる風力発電が作れるのであれば、(デザイン的に)新たな観光資源を担ってもらうことできたらいいな。という気持ちです。

観光に関する話。

正直なところ、観光に関する活動というのは、しまなみ海道沿いについてだけいうならば、広島県よりも愛媛県のほうがかなり進んでいます。
具体的に言うならば愛媛県はグリーンツーリズムのマップができていても、広島県側には未だにありません。愛媛県は柑橘の二次加工品もかなりの種類があるのに広島県側はそうでもなし。
個人的にはこれは5年から10年の開きがあるのではと思ってます。
独断と偏見でいうなれば、広島県のほうがさまざまな観光資源を持っていた。
しかしながら愛媛側は観光資源の乏しさをバネにして頑張り、今のような観光の形態を作り上げた。というように思っております。
広島県、もっと頑張らんとね!
自転車に関しては、ハードの整備が遅れているとはいえ、今あるものを生かすという視点
からすれば、そこまでハード整備にお金をかける必要もないと思っております。
しかしながらそれぞれの島々では、サイクリストが惹かれるような思わず止まってしまいたくなるようなお店の必要性というのも感じます。
オランダのハウテンのようなことはしなくてもいい。
でも、サイクリストがまたここに来たい!という素敵な思い出づくりをお手伝いできるようにしなくてはいけないなと思っております。
島づくりには島の内側での活動も大事ですが、島の外側からみる視点も同時に非常に大切だと常々思います。

筆者紹介

おんぞう
おんぞう
生口島にある瀬戸田町は私にとって「育ちの故郷」です。島を離れて以降、この島はただ帰省をするだけの所だったのですが、いざ戻ってみると、あらためてこの育った島のことについて知ることの多さに気づかされました。

五月の半ばにはみかんの花のかおりが島をつつむこと。
潮の満ち引きで流れが変わること。
天の川を見ることができること。
燧灘のむこうの香川のほうまで一望できる山があるということ。
空がこんなに広かったということ。
自然は季節のうつろいの中で様々なことを教えてくれます。

時には忘れていたあたりまえのことに気づかされてみたりもします。都会のように刺激的なものではありませんが、自然は嬉しいときにも哀しいときにも心にゆるやかに染み入るように語りかけてくれます。 時々、光と風、海と島が作り出す色彩を見ながらぼんやりしたり考えこんでみたり・・・。

今は、「育ちの故郷」であるのにもかかわらず、 懐かしさと初めて経験する新鮮さが入り混じった不思議な気分を楽しみながら過ごしています。違う場所での生活が長かったせいか、客観的にそう思える部分もあるのかもしれませんね。

ここでは私が瀬戸田で過ごす日常から思うことや感じたことを自由気ままに書いていけたらと思っております。

略歴

本名・藤田れお。信州大学卒。三協精機製作所株式会社(現日本電産サンキョー)に生産技術職として新製品の生産準備、合理化改善、ISO14000部門事務局を担当。退社後、国内やヨーロッパを旅して歩き2004年より瀬戸田在住。瀬戸田では、ちょこちょことイベントに参加させてもらってます。

古きを温め、新しきを創る。 Onzo(おんぞう)はこの温故創新(おんこそうしん)を略してみました。

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