未来心の丘で校外学習 東生口小児童

掲載号 06年09月09日号

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 尾道市因島の東生口小(金丸真智子校長、52人)の全校児童が6日、瀬戸田町耕三寺にある大理石彫刻庭園「未来心の丘」で校外学習を行い、作者である杭谷一東くえたにかずとさんのお話を聞いた。庭園に到着した児童は、杭谷さん自らの案内で5000平方メートルの庭園を鑑賞し附属のレストランでお話を聞いた。

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 杭谷くえたにさんは、15歳まで過ごした自然あふれる世羅町甲山の幼少年期、27歳でイタリアに渡り、ローマにあるイタリア国立アカデミー彫刻科で学んだことが大きな転機になったなどを分かりやすく説明した。

 児童からは、「いつから制作したのか」「どんな種類の石を使っているのか」「石を掘っていて何故自然と話ができるのか」などの質問が出された。

 杭谷くえたにさんがライフワークとして制作を始めたのは1988年。依頼があって構想17年目、12年かけて完成させた。この作品は2005年、世界的に権威のあるMAA大賞を受賞した。

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