四国方面へ広域的な経済・商業観光に期待をかける尾道松江高速道 渡橋料金がネック

掲載号 06年07月15日号

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 中国横断自動車尾道松江線が国土開発幹線自動車道として新規追加されたのは昭和62年(1987)だった。それから甲山地区で用地買収にかかるまで10余年。一方、山陰側では穴道―松江間が供用開始した。

 工事が本格化したのは2003年度から新直轄方式となり200億19台事業費となり、さらに今年度は414億円を投じ、整備区間の8割を占める甲山ICから島根県三刀屋木次IC間の約92キロで順次、本線工事に着工する。

 開通目標は平成20年代後半。全通後は、しまなみ海道と結び四国。今治―高知へとつながる。国と地方が建設費を負担する新直轄方式で整備するため当然のことながら通行料金は無料である。一方では、民営化された本四高速が運営する割高料金のしまなみ海道との間で物議は避けられないだろう。

 ともあれ、遠くは四国方面へ向けた広域的な経済・商業観光圏の形式に期待をかける尾道松江高速道だが、渡橋料金がネックになりそう。なにか妙案はないものだろうか。

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