来春の統一地方選【1】県議会定数見直し合併で1人区減少

掲載号 06年07月13日号

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 平成の大合併による市町村再編と新市町の誕生に伴う首長選、議員選が来春に実施される。

 統一地方選が実施されたのは1947年。来年で19回目を迎える。首長、議員が3月1日から5月31日に任期満了を迎える地方自治体は4月の第2か第4日曜に統一して実施された。しかし、昭和の大合併に続き、任期途中の首長辞職による選挙などで首長、議員の同時選挙は少なくなってきた。

 しかも広島県の合併前は86市町村だったが23市町村に減った。全国でもっとも合併が進んだ背景のなかで来春の統一地方選挙は8で前回の約6分の1。

 首長選は尾道市と大崎上島町の市長、町長選。議員選挙は広島▽呉▽東広島、尾道の4市議選と熊野▽坂の両町議選がある。尾道は市長と市議のダブル選挙になる。

 当初の合併特例法に1年遅れて尾道に編入合併した因島市と瀬戸田町はここ数年毎年選挙を繰り返してきたが、来春の統一地方選挙でやっと普通のパターンにもどってくる。

新尾道市県議 定数は4人に

 県議会の新たな選挙区と定数が3日夜、可否同数となり議長議決で決った。議員定数・選挙区調査特別委員会が設置されてから約1年。選挙区は70から66に4減され1人区は減った。そして公選法に基づき、豊田郡は竹原市に▽世羅郡は三原市に▽神石郡は府中市にそれぞれ隣接選挙区へ「強制合区」された。

 新尾道市は旧御調郡と因島市の各1の定数に旧尾道の定数2を加えて計4議席。現職4人のうち自民の3人は立候補が確定的。

 三原市は世羅郡を合区して定数1増の3。自民2人と無所属1の現職が出馬の意向。連合広島が新人擁立を模索している。

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かっこ内は定数。敬称略。有権者数は6月2日現在の選挙人名簿登録者数。

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