新尾道市誕生 静かな編入合併スタート 輝く因島・瀬戸田へ

掲載号 06年01月14日号

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 因島市と瀬戸田町を編入した新尾道市が誕生し、因島と瀬戸田は新しいスタートをきった。合併に伴い設置された因島総合支所と瀬戸田支所おいて10日、開所式が行なわれ、各課は業務を開始した。両地域の住民は静かにその日を迎え、いつもと変わりない合併スタートになった。

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因島総合支所

 午前9時半、旧市役所の因島総合支所4階で開所式が始まった。亀田良一尾道市長は木村修一総合支所長(元因島市収入役)ら10人の幹部職員に辞令を交付。

 午前11時からの瀬戸田支所開所式で村上年久支所長ら4人の幹部職員に辞令を交付した。亀田良一市長は幹部職員の前で、「尾道市職員として一歩も二歩も踏み込んで仕事をしてほしい。そのために大いに勉強をしてほしい」と訓示した。この後、それぞれの支所の玄関に真新しい看板が掛けかえられた。

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瀬戸田支所

村上前因島市長 補佐官就任へ

 尾道市との合併に伴い失職した旧因島市の村上和弘前市長が、尾道市の参与として市長補佐官に就任することになった。因島総合支所勤務。任期は2月1日から1年で月額報酬30万円。10日会見した村上前市長は、「尾道市と旧因島市との市民同士の融和のために努力したい」と述べた。また高本訓司前瀬戸田町長は10日、尾道市議増員選挙への出馬を表明した。

増員選29日告示

 今後の焦点は、因島と瀬戸田地域での尾道市議増員選挙。29日告示、2月5日投開票。因島選挙区(定員8)に14人、瀬戸田選挙区(定員3)に4人が出馬表明している。告示を2週間後に控え、選挙戦は早くも終盤戦へと向かっている。

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