因島と瀬戸田の出初式 最後の晴舞台に熱気 消防団は地域方面隊に

掲載号 06年01月14日号

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 因島市と瀬戸田町は8日合併に伴い最後の出初式を行った。それぞれの最後の晴舞台に熱気があふれた。朝9時前から土生中グラウンドに集合した市消防職員と7分団員350人。26台の消防車輌が堂々と入場し、観閲を受けた。

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 約500人の市民が見守るなか、大浜分団の小型ポンプ操法=写真=と田熊分団と中庄分団のポンプ車操法の披露各分団対抗競技、7色一斉放水とつづいた。またこの日、田熊小109人の鼓笛、土生中1年生38人の水軍太鼓が力強く演奏された。

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 瀬戸田町では瀬戸田中グラウンドに消防職員と7分団約250人、消防車輌17台が参加。実戦装備で身を固め、分団対抗リレー、7色一斉放水などを繰り広げた。

 昨年の因島・瀬戸田管内の火災は11件(昨年比11減)。建物が8、車輌1、船舶1、その他1である。原因のトップはたき火。救急車の出動回数は年間1592件(56件増)。そのうち半分は急病である。

 出初式の会場では、来年はどうなるかが話題になった。因島市は合併前に、従来どおりの出初式の実施を要望しているが、はっきりしない。因島市と瀬戸田町の消防団は団旗を返納し、10日をもって尾道市消防団の地域方面隊になる。従来どおりの出初式の実施を望む声も根強い。

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