傍目八目

掲載号 06年01月14日号

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 正月明け、あわただしく因島市が尾道市に編入され、因島総合支所(9課25係239人)瀬戸田支所3課13係58人)が行政事務を引き継いだ。今回の編入合併で因島の職員47人と瀬戸田の職員20人の計67人が尾道市へ異動、新生尾道市の総職員数は2千472人となった。

 平成の大合併劇は行政運営の効率化が大きな目的の一つであった。今の支所体制が適当か、どうか尾道市の不満がもれ聞こえる。行革とは裏腹の支所機能の拡大や大型事業の実施計画に亀田良一市長は「職員配置を点検、その中で機構改革を断行する」と将来の規模縮小を視野に入れる。尾道市の当初案が因島、瀬戸田に押し切られた格好だが、節減と投資のバランスをどう図っていくか、その道筋は見えていない。

 こうした先の見えない背景の中で、因島、瀬戸田の尾道市議増員選挙を控えているが争点が見当たらない。失職議員の月額20万円の救済策も有権者の疑念を募らせ、昨年末の選挙疲れもあって選挙ムードはいま一つあがっていない。

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