因島市議会9月定例会 尾道市との合併にむけて3億円の補正予算案可決

掲載号 05年10月01日号

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 因島市議会定例会は9月28日、尾道市への編入合併にむけて総額2億9100万円の一般会計補正予算案などを原案通り可決し、閉会した。主要な予算を見てみよう。

バス路線の補助

 因島地区のバス路線維持のための補助金である。市内生活交通路線維持事業補助金の増額として、1039万1千円の補正。総額2185万3千円となった。同バス車輌購入事業補助金として1450万円を補正した。この予算処置は合併後も継続される見通しで、因島地区のバス路線維持が確定した。

 公害対策費として、公共施設アスベスト調査・分析業務委託料497万円を補正した。アスベスト被害は深刻化の一途である。いっそうの対策強化が求められている。

因南中敷地購入

 因南中学校(仮称)建設用地購入費として4000万円を補正した。敷地予定地は旧因島高校土生校舎で県との土地取得交渉をつづけている。因南中学校(仮称)は平成21年度完成、同22年4月開校が予定されている。

消防屯所建設へ

 懸案になって久しい三庄町消防屯所建設が確実となった。屯所の敷地に予定される旧三庄老人集会所の解体撤去工事費が245万7千円補正された。解体撤去工事終了後、屯所の建設が来年度から始まる見通しである。

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