最大の呼び物であるプロ棋士8人とアマ代表8人で争う本因坊秀策杯は、中学3年プロ棋士の村川大介三段（14）＝関西棋院＝が、石田篤司九段（36）＝日本棋院＝を2目半で破り、賞金100万円を手にした。

　クラス別競技大会においても小中高生の活躍が目立ち、6段以上戦で岡山市立中山中学2年の多田遼太郎君が、2段戦で地元三庄中学3年の箱崎龍馬君が優勝した。

　尾道市との合併を来年1月10日に控え今回の囲碁まつりが因島市としての最後となった。来年1月の第52回から囲碁を市技として継承した尾道市のもとで開催されることになる。

【本因坊秀策杯】

一回戦
水野弘美四段（関西棋院）中押し岡野涼太（因島市）
河野光樹七段（日本棋院）時間切れ大島豊弘（福山市）
石田篤司九段（日本棋院）中押し佐野賢治（大阪府）
関山利道九段（関西棋院）７目田中伸拓（滋賀県）
時本壱九段（日本棋院）中押し細谷益己（尾道市）
矢中克典八段（日本棋院）中押し大福亘洽（尾道市）
村川大介三段（関西棋院）中押し岩井竜一（岡山市）
山田至宝六段（日本棋院）目槙稔仭（因島市）

二回戦
河野中押し水野
石田中押し関山
矢中中押し時本
村川３目半山田

三回戦
石田８目半河野
村川１目半矢中

決勝
村川２目半石田