囲碁に青春をかけて弓削商船高等専門学校 峯松昌彦さん(19)

掲載号 05年07月30日号

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 弓削商船4年の峯松昌彦さん(19)・5段は、30日から東京で始まった、プロやアマを問わず出場できる全国大会「鳳凰杯」で中国地方代表として対局の最中である。大人と互角にたたかうことをめざす峯松さんにとって絶好の舞台である。

 囲碁を始めたのは決して早くはない。中学2年のとき、友人が黒板に書いてやっているのを見て興味をもった。母親が、地元の重井公民館の囲碁教室のことを教えてくれた。電気系統を得意とする峯松さんは弓削商船に進学しすぐに囲碁部に所属し、顧問教官の好指導の下でメキメキ腕を上げた。1・2年と連続して全国高校囲碁選手権大会に愛媛県代表として出場した。

 現在は部活動の枠をこえて、強豪のアマ棋士やプロ棋士が神戸市で行っている囲碁研究会「星遊会」に月1回通っている。とても良い勉強になっているという。峯松さんは、因島高校出身で大学1年生の岡野涼太さんとは同い年で友人でありライバルである。「鳳凰杯」でも昨年出場した岡野さんの成績をこえることがとりあえずの目標だ。

 やり続けることで上達するという信念をもつ彼は、囲碁を一生続けたいと語るプロ志向が強まっている。対外試合の費用などは週3回のアルバイトで捻出する。囲碁と無縁な両親、姉弟の5人家族。

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