因島市定例市議会 具体性欠く合併内容説明 総合支所機能の報告できず

掲載号 05年06月25日号

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 因島市議会6月定例会(16日~24日)の焦点は目前に控えた尾道市との合併の具体的内容がどこまで明らかになるかであった。9月定例議会では最早手遅れで6月議会が最後のチャンスとも言われていた。9人の議員が一般質問にたち、主に

  1. 因島市の預金である約29億円の基金目当ての「かけこみ要求」
  2. 総合支所など
合併協議内容について質疑が集中した。議会日程は淡々と進んだ。大出金三議員が行なった、市議会選挙で市長が特定候補を応援したことについての質問をめぐって1日延会したものの、拍子抜けの有様だった。尾道市との合併協議内容についての説明は具体性にかけたものであった。

 とりわけ合併の目玉となっている「総合支所」問題の協議内容は報告されずじまいであった。尾道市との合併後、現因島市役所は尾道市の総合支所に変る。この総合支所の機能がどうなるのか。これが合併の内容と方向を左右することは明白。しかし、この内容がなかなか明らかにされない。「名前だけの総合支所」になるのではないかという不安が募るのも無理はない。

 市民は現在、あれやこれやの要求ではなく、合併協議内容の情報開示を要求している。「情報開示」は建前と化し、「尾道市と協議中」を理由に秘密協議の常態化がつづいているように受けとめられる。市長は定例会の答弁で、

  • 「5月31日に第1回組織・機構検討委員会がはじまった」
  • 「現在、尾道市との詳細な協議を継続しており具体的な組織・機構はまだ固まっていない」
  • 「10月末をめどに協議する」
と説明し10月末には内容を報告できるとした。尾道市と合併が編入方式であることを考慮すると因島側の要求がどこまで取り入れられるか、変更の余地のない結論も憂慮される。

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