地域のための郵便局中庄郵便局長 香川松信さん(58)

掲載号 05年04月09日号

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 地域のために役立つ郵便局でありつづけたい、と熱っぽく語るのは中庄郵便局長の香川松信さん(58)。モットーは「かゆいところに手を届かせるようなお手伝い」という。地域活動に積極的だ。香川さんは洲江町出身。瀬戸田高校を卒業後、郵政職員ひとすじに40年。中庄郵便局長に着任して10年。

 地域に密着した郵便局であろうと始めた地元公民館活動を支援する取り組みはすっかり定着し、町民に好評である。毎月1回の絵手がみ教室は9年目。市内各地から愛好者が参加し、全国コンクール入賞者を毎年出している。また局内には、「青影陶芸教室」作品の展示コーナーがあり、9年間つづいている。6年前から始まったパソコン教室も大人気。郵政職員の情報リーダーが個別指導を行う。自分で作ったカラー刷年賀状に誰もが感激する。

 最近では、自分の好きな写真を使った「写真付き切手」作りへの関心が高い。本因坊秀策殿堂入り記念切手の発行は全国的に話題になった。記念日付押印のために多くの愛好家が、全国各地から訪れた。日本郵政公社が発足して3年目を迎えた。香川局長は、「真っ向サービス」の原点に徹し、地域のために郵便局がなしうることをもっと多くの人たちに知ってほしいと、目を輝かせる。

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