広島新球場「たる募金」因島カープ応援団長 酒井俊廣さん(59)

掲載号 05年03月26日号

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 消防出初式など因島市内の大きな行事で、広島新球場「たる募金」が目立つようになった。この中心で活動しているのは、土生町の酒井俊廣さん(59)。因島のカープ応援団長である。

因島のカープ応援団長・酒井俊廣さん

 因島での応援団結成は、昭和50年のカープ初優勝直後。酒井さん自身がその音頭をとった。村上水軍の鎧、兜、刀を身につけて市民球場に駆けつけたこともある。「球場が良くなれば、カープが県民の球団として頑張ってくれる」。心を一つにして今年中に県民の力で1億円集めるという。因島市では30万円をこえた。

 酒井さんは、重井町にあるアイ・ビー車検センターの工場長である。昭和36年因北中を卒業後、因の島運輸(株)に就職。当時はボンネットバスの時代というから、バスの歴史とともに歩んできたことになる。44年間、整備士一筋。もともとは、外国航路の船員にあこがれ、その足がかりにと車整備士の道に進んだが、車整備が面白くなり抜けられなくなった。車をなおせる面白さ、頼られることの喜び。大型トラック、大型バスをはじめ、車という車のすべてを7人の整備士とともに整備する。平成11年には中国運輸局長表彰を受けた。

 大浜町出身。奥さんの美奈子さんとは野球が縁で結ばれた。試合を2人でたびたび見に行ったという。趣味は将棋ほか幅広い。

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