ふるさと発見 重井小学校しらたき議会

掲載号 05年03月19日号

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 4日、重井小学校(柏原幸子校長177人)で、全校子ども議会(しらたき議会)が行われた。「ふるさと重井のよさを発見しよう」の合い言葉で行われてきた総合的学習や生活科の学習の一年間の成果を、子ども議会の形式で行うというユニークな取り組みである。

 6年生は「白滝市」の歴史を調べる中から先人の自治力のすばらしさを学び、VTR番組を制作。完成した自主制作ビデオ「時をこえ、よみがえれ白滝市!」を全体で視聴した。

 「白滝市」とは、因島市発足の翌年、当時の重井小学校長登里(とり)豊さんらが子供たちに自治的な力をつけるための学習の場として学校内に創った地図にない、世界中でたったひとつの町。市長、助役、収入役をはじめ市議会まで作り因島市のミニチュア版として全校あげて取り組んだという。白滝市誕生50周年の今年、6年生はこの歴史を調べ、台本、撮影、字幕の作成など最新機器を駆使して一年がかりでつくり上げた。

 5年生は「地域の誇り、宝とは何か」を学ぶ中から、全員による「白滝讃歌」の作詞と合唱。担任の田中修先生が作曲、これを一枚のCDにまとめあげお披露目された。4年生は、地域の環境問題、3年生は地場産業としてのキャベツを生産し全市の小学生に給食で食べてもらうという実践などの発表が行われた。

 「自分の思いをもち、主体的に表現できる子ども」を育てたいという同校の取り組みは、多くの保護者、地域の人々の共感を呼んだ。

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