合併で揺れる瀬戸田町議会 大詰めに来て正副議長辞任 尾道合併議決に影響も

掲載号 05年03月12日号

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 5日に尾道市と合併調印を終えた瀬戸田町の定例議会は10日開会したものの冒頭から大荒れ。正副議長の辞任で幕開けの結果、後任議長に合併推進派の宮地宏三氏(60)=垂水・当選4回を副議長に合併慎重派の植田秀夫氏(57)=垂水・当選2回を選んだ。

 前議長の山本貢氏と副議長の山本盛正氏の辞任の理由は「合併協議の進め方の責任」。尾道圏合併条件として町議会は「総合支所」を設置するように求めたが、尾道市は受け入れなかった。このため大筋では要求取り下げについて同町議会合併問題調査特別委員会で合意に傾いていたため法定協委員検討会で採決することを認めた。そのことが合併慎重派から責任を問われていたわけだが、5日の合併調印式には瀬戸田町議16人中7人が欠席する異例の事態。町議会の合併決議の可否にも影響するのではないかと注目されている。

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