因島村上水軍陣太鼓 初めての海外公演 ソウルで交流大祝祭

掲載号 05年02月26日号

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 因島村上水軍陣太鼓保存会(岡村俊典代表)の17人は19、20日、韓国ソウルで開かれた、韓日伝統フェスティバル「韓日交流大祝祭」に出演し、初めての海外公演を成功させた。

 会場のオリンピックホールは連日、2500人の聴衆で超満員。日本を代表して出演したのは4団体。そのなかで、「保存会」は中心的役割をしめた。10分間の独演や韓国のプロ演奏集団との共演を行ない、フィナーレでは会場全体を盛り上げた。太鼓に合わせて手拍子がたたかれ、最後は、「エイエイオー」でしめくくられた。

創立30周年を迎えた保存会

 因島村上水軍陣太鼓保存会(岡村俊典代表、20人)は、今年で創立30周年を迎えた。13日、市民会館で1000人の聴衆を集め、記念公演「和響」を開き、好評を博した。=写真=。因島村上水軍陣太鼓は、村上水軍の兵法書「一品流水学集」(いっぽんりゅうすいがくしゅう)に記された鼓譜をもとに現代風にアレンジして再現したもの。さらに平成4年、村上水軍跳楽舞を復活させた。戦いに勝ったことを祝うリズミカルで楽しい踊りになっている。保存会は、年間約30回のイベントに出演している。

写真提供・酒井俊廣

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