傍目八目

掲載号 05年01月29日号

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 27日開かれた因島市議会全員協議会のテーマは特養老人ホームの建設地造成・総事業工事の変更と県立フラワーセンターの管理運営問題。もう一つは水軍まつりのシンボル的役目をするはずだった大阿武船の処分についてであった。この三つは、3月末を目標に尾道圏合併協議を進めている因島市にとっては片付けておかねばならない課題でもある。

 いずれも気がかりになりながら急(せ)いては事を仕損じる―と、先送りされ積み残されてきた問題である。それを合併期限が迫ったからといって、苦肉の策を掲げて全協に持ち出して各議員の意見を打診したのでは釈然としない。しかも議員の質問に即答できない理事者側がふがいない。文教厚生、経済建設全般に関係する問題をタテ割り行政の確執から各課の連携がギクシャク。責任の回避がありありと見え行政のプロが議員にやりこめられる風景は余りにも情けない。これでは合併後の職員の資質の隔たりが生ずるのでは―と一抹の不安を覚えざるを得ない。

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