自民党因島市支部新年互礼会 今年は大転換の年になるだろう 亀井代議士新年挨拶で快気炎

掲載号 05年01月08日号

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 自由民主党広島県第六選挙区支部因島支部は4日午前10時30分から芸予文化情報センターで市内党員ら350人が参加して新年互礼会を開いた。国歌斉唱につづいて因島支部長松浦幸男県議が開会のあいさつ。能勢和子代議士と村上和弘因島市長が来賓祝辞を述べた。祝電披露のあと、今春4月の市会議員選挙を控えている自民党員(村上富男▽吉田尚徳▽山本正幸▽村上光▽楠見公史▽巻幡伸一▽森康光)の紹介があった。

 今年、成人式を迎えた田頭光美(てるみ)朱美(あけみ)姉妹から花束を贈呈されて登壇した亀井静香代議士は喜色満面。27年前に警視庁を退官。350万円の退職金をもって4反半畝の小倅が政治家を志した。誰もが無謀だと生まれ育った庄原市でも相手にされなかった。その私をひろってくれたのが因島で、後援会の産声をあげることができました。お陰をもちまして25年の勤続表彰をいただきました―と、人生67年を振り返る。

 この間、運輸、建設大臣、自民党政調会長を歴任。地元をはじめ国家をよくしようとしたが、よくなっていないのは政治家の責任と恥じている。しかし、地元市町村の陳情はすべてクリヤーしてきたはずだ。ただし、言って来ないことは別だ、と念を押す。

 このあと、国内外の情勢について多岐に渡り亀井節が続いた。要約すると、景気が回復したといってもアメリカ型のクビ切り、合理化による利益追求によるもので本物といえない。根本的な問題への取り組みが抜けている。イラク問題にしても世界で一番弱いオランダ軍に守られての自衛隊の活動はかわいそう。しかも従軍記者(特派員)がいないのでは現地の情勢が伝わってこないと小泉総理や官房長官につめ寄ったが返答がない。独立国家としてのプライドが問われるのは北朝鮮問題もある。テポドンはアメリカまで届かないが日本は射程距離にある。ミサイル防衛に1400億円では不足。7000億円は必要。郵政民営化法案など民主党の政策を真似する小泉政権への反対勢力の潮が満ち始め今年は大転換の年になるだろうと結んだ。

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