傍目八目

掲載号 05年01月08日号

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 民意が踏みにじられ政治主導の色が濃くなった平成の大合併。財政上の優遇措置の期限切れは3月末。民意と議会、執行部の思惑の違いがあつれきとなって混迷の度を深めてきた因島市と瀬戸田町。これらの動きに共通しているのは、なぜ、そんな事態に陥ったのか理由がはっきりしない。住民投票でさえ、どれだけの情報が開示され、どこまで議論が尽くされての結果なのか判断しかねない。

 住民投票が絡んで町長選挙まで発展した瀬戸田町も理不尽な議会の動向が続く。合併を反対する理由はないといいながらも助役、教育委員の選任同意案否決。町長の人事権や執行権にまで横車を押してきた。因島市と瀬戸田町は財政危機から逃れるためには、どこかと合併しなければ生き残れない。それを一番よくわかっているのは行政職員と議員である。住民感情としては「税金泥棒」よばわりしたくもなる。この時期になって、なぜ合併しなくてはならないのか疑問を抱いている多くの住民がいることも知ってほしい。

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「因島市」は、この3月には「尾道市」との合併に結論を出さなければいけない状況です。 行けなかったけど、各町で「説明会」が行なわれてました。 でもそれは、「説明会... 全文 >>

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