傍目八目

掲載号 05年01月01日号

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 明けましておめでとうございます。今年も読者の皆様と一緒に結果や将来を心配したり、希望を託したり、肝胆相照らす友となれれば幸甚のいたりでございます。

 それにしても昨年のサル年は天災、人災につきまとわれ、とてつもなく大きいインド洋の津波で年が明けました。まさかの出来事は因島地方も例外でなく山火事に密集家屋の大火、台風・高潮の被害は半世紀に一度あるかないかという未曾有の出来事でした。

 世界中の政治経済が不安定な背景の中で揺れ動き、朗報といえば中国特需の影響もあって造船業界が活況をとりもどしていることがあげられる。かつて「島が沈む」とまでいわれた因島市に大型船の建造が復活しようとしている。日立造船(株)が新造船部門を撤退、全額出資して設立したニチゾウIMCを日立の子会社内海造船(株)が吸収合併しての「新生内海造船」の船出である。手放しで喜べぬ課題はあるものの市民が寄せる期待は大きい。気がかりなのは市町村合併の行方である。 

(村上幹郎)

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