来年が因島空襲60周年 住民が記念事業を準備 証言集・紙芝居・記念曲

掲載号 04年12月11日号

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 太平洋戦争下の因島空襲は来年で60周年を迎えるがその体験の記録をつづける「三庄空襲を想い語る会」(連絡先・青木悦子 電話08452-2-7135)が1日、因島市人権福祉センターで会合を開き=写真=、60周年記念行事の活動方針を決めた。7月に三庄町7区の被爆現場近くで記念集会を開催それに向けて

  1. 証言集の発行
  2. 三庄空襲をテーマにした紙芝居の制作
  3. 記念曲の制作
  4. などを行う。太平洋戦争末期の昭和20年3月19日、7月28日と2度にわたって、日立造船因島工場を中心に土生町と三庄町へ米空軍による空襲があり、多くの犠牲者がでた7月の空襲では三庄町7区と8区の民家も攻撃を受け住民に死傷者がでた。

     しかし、その記録はほとんど残されておらず、被災者や目撃者の記憶のなかに生きつづけているだけの状態である。三庄町の住民を中心に結成された「三庄空襲を想い語る会」の活動が始まったのは、3年まえ。7月28日を記念日として集会やコンサートを毎年つづけている。

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