この施設は、国の中心市街地商業等活性化総合支援事業の一環とした商業基盤施設を併用した立体自走式駐車場。土生町を中心とした市街地の活性化に向けた商業施設やコミュニィティ施設を１階に配置し、集客力の向上と賑わいづくりを狙っている。

　付帯施設として、市内外バスやタクシーの待機場所、フェリー待機レーンなどを完備し、因島市の玄関口にふさわしい施設になっている。因島市は、市民や近島の住民の積極的な利用を呼びかけている。

　総事業費７億7649万円（４月１日現在）、うち国庫補助金３億7876万円。鉄骨造４階建、延面積 9264.85平方メートル。

　１階は、レストラン、うどん店、旅行代理店が出店。１５０人収容の多目的ホール、１００平方メートルの会議室、１１６平方メートルの物産エリアがある。この３施設の使用料は、駐車料を配慮して割安になっている。

　２・３・４階と屋上が駐車スペース。収容台数２２６台。駐輪場32台。24時間営業に変更。駐車料は、昼間と定期使用は従来通りだが、夜間は改正される。

昼　間

　午前７時から午後10時。最初の30分まで無料。ひきつづく１時間までを１６０円。以後30分ごとに90円加算。

夜　間

　午後10時から翌午前７時。最初の30分まで無料。ひきつづく１時間までを１６０円。以後30分ごとに40円加算。

定期使用

　１カ月以上の継続使用。昼間１月７２１０円。夜間１月４４３０円。

　計画から完成まで約４年紆余曲折があったが、ようやく完成にこぎつけた市営中央駐車場。これからが本番と言えよう。新駐車場の完成を起爆剤にして中心市街地の賑わいをどのようにとりもどしていくか。市をあげたプラン作成と実行が急がれる。