因島高校囲碁部・岡野涼太君、二大会で活躍 全国強豪と接戦

掲載号 04年08月07日号

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 因島高校3年の岡野涼太6段は、第28回全国高等学校囲碁選手権大会(7月27~29日東京)に出場。第1戦で岩下説志君(熊本・第二高)、第2戦で室賀翔太君(新潟・柏崎高)を中押しで破り、3戦目で前回と今回の優勝者の高津昌昭君(長野・須坂東高)と対戦した。この対局は、プロ棋士も注目する接戦になった。しかし、惜しくも中押しで敗退し、決勝リーグ進出を逃した。

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 つづいて岡野涼太君は、プロ・アマオープンの第5回鳳凰杯(7月31日・8月1日、東京)に出場し、64人の棋士(うちプロ8人)と激戦をくりひろげた。第1戦で東京代表のアマ強豪、本家慶昭さんと対戦し、10目以上の大差で勝利。第2戦は、アマチャンピオンの多賀文吾(兵庫県)さんと接戦。惜しくも4目半負け。第3戦も李青海さん(千葉県)に中押し負け。本戦に進出できなかったが、世界アマ選手権4位の実績をもつ本家さんに勝利し、アマ最高峰の多賀さんに善戦するなど、岡野涼太君の実力が並みのアマ強豪でないことを示した。また、同大会に出場した因島市土生町の福井盛人6段は予選で敗退した。

プロ目指す決意

 二つの全国大会を闘いぬいた岡野涼太君は、「自分の進む道が見えた。大学に進み、力をつけてプロ試験を絶対にうけたい」と、力強く語った。

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