可搬式である小型ポンプは、道のない山林や干潮時の海水取水などに有効で、生口島山林火災や土生町住宅火災に威力を発揮した。

　５人１組で９チーム。エンジンをかけ、ホースを延ばし、約60メートル先の的に放水。その動作の正確さとスピードを競い合った。その後、梅雨や台風に備え水防訓練を中心に総合訓練を行った。

　岡野正春消防団長は、「小型ポンプの操作を見れば分団の訓練状態がすぐわかる。２度の大火災出動により多忙であったにもかかわらず各分団とも練習によく時間をさいてくれた」と語った。

　来年９月、４年に１度の県大会がある。市消防団から１チームが出場する。成績は次の通り。

優　勝　田熊分団Ｂ
準優勝　田熊分団Ａ
３　位　中庄分団Ａ
敢闘賞　中庄分団Ｂ
優秀個人賞　指揮者・村上竜一（田熊Ｂ）▽１番員・宮地秀樹（中庄Ｂ）▽２番員・村上力（田熊Ａ）▽３番員・村上大輔（田熊Ｂ）
　また、この日の開会式で退職者のうち15年以上勤続した団員が表彰された。かっこ内は退職時の階級。
25年以上　村上大（分団長）▽大西鉄夫（部長）▽矢野善久（部長）
15年以上　村上哲三（副団長）▽藤井圭一（分団長）▽大田重見（副分団長）▽田中稔丞（同）▽村上雅彦▽村上優▽柏原紀雄▽桑原良幸▽宮地達司▽月原健児（以上部長）▽久保田康▽峯松源嗣▽河野英司▽村上忍（以上班長）▽藤田輝明（団員）。以上18人。