創立百周年まぢか 瀬戸田博愛幼稚園 大村はまさん (97) 訪問

掲載号 04年04月17日号

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 瀬戸内海のキリスト教伝道師=ビッケル船長が創立し、2年後に百周年を迎える、瀬戸田町の博愛幼稚園(角野裕三園長)に10日、教育者大村はまさん(97)=写真=ら10人が訪れた。

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 大村はまさんは、生涯一国語教師を貫いた教育者。最近、小学館から「全集」を出版した。彼女は、横浜の捜真女学校時代に、ビッケル船長の愛娘エバリン・ビッケルさんから教えをうけた。

 9日の尾道市での講演会を機会に、ビッケル船長にゆかりのある博愛幼稚園や重井幼稚園への訪問を思いたった。大村さんは数々のビッケル船長の遺品を見ながら、「エバリン・ビッケル先生との約束をはたすために教師一筋でやってきた。しかし、まだ具体的なお返しができていない」と語った。

 博愛幼稚園は2年後の5月22日、創立百周年を迎える。この近辺の幼児教育は、同幼稚園の設立とともに産声をあげた。つづいて三庄、重井、田熊に幼稚園がつくられた。すでに、百周年記念事業準備委員会(永井晃委員長)が発足し、様々な準備が始まっている。

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