因島市3月定例市議会 総体質問と答弁

掲載号 04年03月20日号

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 村上泰通議員(民主党佐藤系・重井=写真=) 合併問題に関係して、市長が「新庁舎を瀬戸田に建てる」と言ったというウワサがあるが、その真相はどうかと、質した。

 市長は、新庁舎をどこに建てるかは合併協・小委員会で協議するものであって発言していないと強く否定した。

 毛利明夫議員(市政クラブ=保守系・三庄) 因島市と瀬戸田町の合併協議の立ち遅れについて質問。市長は柴田町長とどんなコンセンサスをとっているのかと問いただした。

 市長は、あらゆる機会をとらえ、両市町の首長・議長の4者間で意見交換と協議を行っていると、答弁。

 田頭弘美議員(新生クラブ=旧民社系・中庄) 行財政改革について、リスクを負って決断し、スピード感をもって「聖域なき改革」の実行を迫った。

 市長は、健全で弾力的な財政システムを確立するために、行財政改革を積極的に推進する姿勢を明確にした。

 村上光議員(再生クラブ=自民系・土生) 住民投票によって始った因島市・瀬戸田町の合併協議会について質問。法律では4月20日までに合併後の新市建設計画について「請求代表者」に通知・公表する義務があるが、とした。

 市長は、その用意はあると答弁。

 岡野長寿議員(日本共産党・田熊) 公共工事を見直して地元を活性化する事業に転換する考えはないかと質問。とりわけ、奥山ダムについて、すべての点で完成できない工事だと強く指摘した。

 市長は、本年度から奥山ダムの本体工事に着手することを述べ、事業費を縮減し、早期完成をめざすとする従来の姿勢を堅持した。

 大崎金吾議員(社民党・田熊) 今回の予算案を、「四苦八苦のやりくり予算」と指摘。市民と職員への負担ではなく、事業凍結や打ち切りで行財政改革を進めるべきとした。

 市長は、行財政改革推進計画(案)を前倒して実施するとともに、さらに厳しい改革を視野に入れる考えを示した。

 清水通秀議員(公明党・重井) 合併の期限内の実現を強調し、合併後には合併特例債を活用し、生口橋の無料化をはかれないかと質した。

 市長は、特例債は建設事業が中心でその活用は困難だとしたうえで、新市建設計画のなかで検討し、その実現にむけて努力したいと答弁した。

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