因島市議会 新年度予算審議
掲載号 04年03月13日号
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8日から始った因島市議会3月定例会は12日、村上和弘市長の平成16年度一般施政方針と予算編成方針の説明をうけての総体質問を終了し、予算特別委員会を開き、本格的な予算審議に入いる。
総体質問に立ったのは、次の7人の議員。毛利明夫(市政クラブ=保守系)田頭弘美(新生クラブ=旧民社系)村上光(再生クラブ=自民系)村上泰通(民主佐藤系)岡野長寿(日本共産党)大崎金吾(社民党)清水通秀(公明党)。
昨年3月定例会では、「行財政改革が予算に反映されてない」として、当初予算案を否決という汚名を残して新年度を迎えた。
本年度予算案は、議会の「行財政改革断行」の要求をうけて、ないそで振れぬ緊縮消極案。市税の減少や地方交付税の大幅減のなかで「けずれるところはすべてけずった」と理事者側。
他方、来年の市議会選挙をひかえた議会側には、行財政改革の主張もトーンダーン気味で、選挙地盤を代表する要求が全面に出てくくる気配が濃厚である。そのご都合主義も背に腹はかえられないということか。いずれにせよ、緊縮消極策の目立つ、当初予算案をめぐって、25日まで質疑がつづく。
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