傍目八目

掲載号 03年08月09日号

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 因島市議会内のグループが篠山(ささやま)市を視察したらしい。「丹波篠山、山家(やまが)のサルが、ヨイヨイ」の篠山である。兵庫県東部の山間盆地で山陰街道の宿場、城下町の名残りをとどめる。

 1999年4月1日、篠山、丹南、西紀、今田の4町が合併して誕生。4万人で市になる特例適用第1号で注目された。もちろん、対等合併である。まず新市の名前でもめ、合併が白紙寸前までいった。名前は地域の象徴だから難しい。次に住民投票の問題があった。いろいろな議論が出た。もう一つは、調印を済ませた1ヶ月後に町長選挙があった。幸い現職が勝ったが、落選したら合併は白紙になっていた。自主的合併を唱えても行政主導という批判はさけられない。

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