21世紀を担う人材の育成をめざして

広島県立因島高等学校長 岡本卓也

広島県立因島高等学校長 岡本卓也 全国の同窓生の皆さま、お元気でご活躍のこととお喜び申しあげます。私は、今年度4月に着任致しました。今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。

 因島高等学校は、平成11年、旧因島高等学校と旧因島北高等学校が統合、新世紀を担う人材の育成に向けて、総合学科の高等学校としてスタートを切り、今年で8年目を迎えることができました。これはひとえに、旧両高等学校の連綿たる歴史と揺るがぬ伝統、また25,000人を上回る同窓生の皆さま方の並々ならぬ御厚情に支えられて初めてできることと思っております。この8年のあゆみを進めて参ることができましたことをここに深く感謝いたします。

 さて「十年一昔」とよく申しますが、今の社会は、「日替わり」と言ってよいくらい、国際化、情報化、少子高齢化など様々な面で、その変化の速さ、激しさを増しています。しかしながら、このような変化の速い、激しい時代だからこそ、自ら主体的に考え、判断し、行動できる人材が求められています。

 本校の使命が、校訓にある「自重互敬」の精神に満ちた思いやり溢れる人材を、愛情もって育てることにあることは、当然のことであると同時に、総合学科の特性を存分に生かし、生徒の興味・関心に応じたカリキュラムを通じて、個性と創造性が重視される時代の要請に応えることのできる人材を育成し、世に送り出すことが大切であると考えます。

 時代に翻弄されることなく、真に時代を切り拓く、逞しく生きる力を備えた、思いやりのある人となるよう生徒たちを育てていきたいと考えております。今後とも、因島高等学校へのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

掲載日 : 2006年07月31日 E

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