尾三優勝の瀬高・弓道部 学校公開で人気が集中 13年の努力の歴史みのる

掲載号 06年09月23日号

前の記事: “戦後六十一年を生きて【5】因島空襲と青春群像 57年目の追悼行動 歌で伝えよう
次の記事: “因島のバスの現状と課題 不可欠な陸上公共交通 利用の促進に営業努力

 第39回尾三地区高校弓道秋季大会で優勝した瀬戸田高校弓道(男子団体)に注目が集まっている。県新人大会(11月4日・5日、広島市)においては、5位以内に入り中国大会出場をめざしている。21日にあった同校のオープンスクール(学校公開)でも人気が集まり、選手たちが練習している弓道場に中学生がつめかけた。

0609220008.jpg
同校弓道場で練習に励む選手たち

 弓道部がある高校はめずらしく尾三地区でもわずか8校しかない。現在の部員は男女あわせて11人。平成年以来の中国大会出場チャンス到来に弓道部全体が燃えている。

 同校弓道部は平成5年に創部、今年で13年目。とくに有力コーチがいたわけでもなく、顧問の教師と部員たちの共同の努力で力をつけてきた。お互いが初心者同士であったが、切磋琢磨しながら一歩一歩、実績を積み重ねてきた。その歩みを整理すると次のようになる。

平成5年=弓道同好会が発足。
平成6年=弓道部に正式に昇格。
平成7年=県新人大会(男子)で3位、中国大会に出場。
平成10年=同校に弓道場新設。
平成13年=男子が中国大会出場、女子が尾三地区大会で2位。
平成14年=男子が尾三地区大会で優勝。

 初代顧問は宮本智恵美教諭。現顧問は及川乃茂子教諭。平成7年に中国大会に出場したOBの宮地敦司さんがコーチをしている。及川顧問は「好不調の波がなく安定した力を発揮できる選手たちです」と期待を寄せている。

E

トラックバック