因島高定時制の川上教諭 書道でグランプリ受賞

掲載号 06年08月12日号

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0608100001.jpg 7月5日発表された第58回毎日書道展のグランプリ「会員賞」(全国26人)かな部門に因島高校定時制の川上善生教諭=写真=が選ばれた。

 受賞作品は、古今和歌集の「さつきまつ はなたちばなの かをかげば むかしのひとの そでのかぞする」。川上教諭は同校で書道と国語を教えている。「狭い世界のなかにとどまらないで全国の大きな舞台に積極的に挑戦し、自分を高めていくことを率先して実践していきたい」と喜びと抱負を語った。

 小学校2年生から親の勧めで書道を始めた。新潟大学教育学部書道教員養成課程を卒業し、さらに同大学院で研究をつづけた。毎日書道展では秀作賞5回、日展入選1回。

 因島高校2年目。正午まえに自宅をでて帰宅は深夜となる生活なので、制作活動は、朝の1・2時間と土・日に限られて、学校行事とのやりくりが大変だという。今後、作品制作の時間をどうつくるか課題だ。

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